2015/09/02追記:
この記事は Chrome 44 以前の内容です。Chrome 45 では問題なく動作します。
8月19日に Windows 10 Insider Preview 10525 がリリースされました。
しかし、アップグレード後に Chrome が「強制終了しました」と表示されて利用できなくなってしまいます。
ウェブページが予期せず終了しました。続行するには、ページを再読み込みするか別のページに移動してください。
と表示されますが、どのページに移動してもこのエラーが表示されてしまいます。
Twitter でも多くの方がこの問題についてツイートしており、調べてみたところ、Chromium の Issues に一時的な解決法が紹介されていました。
Insider Preview 10525 ではメモリ管理の方法が変更しており、それによる不具合のようです。
Chrome の起動オプションの最後に「–no-sandbox」をつけるとよいようです。
早速設定してみました。
無事起動しました。
しかし、
サポートされていないコマンドライン フラグ –no-sandbox を使用しています。これにより、安全性とセキュリティが損なわれます。
と書かれているので、今後のバージョンアップで問題が解決したときは外すのを忘れないようにしましょう。
サンドボックスについては、Chrome のヘルプが参考になります。
これでも問題が解決しない場合、通知領域アイコンのどこかに Chrome がないか確認してみてください。
また、タスクマネージャに chrome.exe があれば終了してから、–no-sandbox のショートカットで起動してみましょう。
2015/08/20追記:
この問題は、64bit 版 Chrome のみ発生するようで、32bit 版 Chrome では問題は発生しないようです。
Chrome と同じエンジンでも 64bit 版を提供していない Opera は問題はありません。
2015/08/23追記:
Issue 522201 によると、開発版である Canary 46 や beta 45 には 64bit のままで起動オプション無しで利用できるよう修正が入るとのことです。
安定版 44 には修正は入らないようです。
2015/09/02追記:
最新の Chrome 45 安定版で、オプション無しで 64bit Chrome が動作することを確認しました。